研究課題/領域番号 |
16K03174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 公益財団法人東洋文庫 |
研究代表者 |
飯島 武次 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (90106641)
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研究分担者 |
角道 亮介 駒澤大学, 文学部, 准教授 (00735227)
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研究協力者 |
大日方 一郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 秦文化 / 寺窪文化 / 秦人 / 西戎 / 毛家坪 / 大堡子山 / 雍城 / 秦王陵 / 秦 / 大堡子山遺跡 / 秦邑 / 秦公1号墓 / 東陵 / 咸陽 / 襄公 / 早期秦文化 / 前期秦文化 / 西周時代 / 大堡子山城址 / 咸陽城 / 岐以西之地 / 渭河 / 考古学 / 都城 |
研究成果の概要 |
中国陝西省および甘粛省東部の渭河流域に分布する早期・前期秦文化から春秋戦国時代秦文化の遺跡・遺物の考古学的調査を行った。3年間にわたり、北京大学考古文博学院と学術交流を行い、陝西省内の秦建国期・春秋時代の秦人および周人の遺跡発掘に参加した。中国宝鷄市鳳翔県の秦都雍城遺跡の発掘調査に加わり、秦建国期の秦人の遺跡を求めて踏査も行った。その結果、先学の諸説ある中で、甘粛省礼県で発見された秦建国時代の大堡子山M3号墓の墓主は秦襄公、M2号墓の墓主は襄公の配偶者である可能性が高いとの結論を導き出した。また秦櫟陽城・咸陽城の前に造営された春秋戦国時代雍城の造営工程を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3年間にわたり、陝西省内の西周時代後期を含む秦建国期および春秋時代の秦人関係の遺跡発掘に参加し、また、陝西省・甘粛省東部の渭河流域に分布する春秋戦国時代の秦文化遺跡の踏査を行ってきた。その結果、日本では殆ど研究の行われていなかった建国期の秦の葬制と都城造成の発展変化の様相を捉えることが出来た。この地域における日本人による発掘参加を含む研究は初めてであった。秦文化は漢唐文化の源で、我が律令体制下の文化は秦漢文化から学んだ物が多く、秦文化の成立を考古学的に遺跡・遺物の上から研究することは、我が国文化に大きな影響をもたらした漢唐文化の淵源を研究することを意味し、大いに意義があった。
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