研究課題/領域番号 |
16K03184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
梅田 克樹 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20344533)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 中等地理教育 / SDGs / ESD / ニュージーランド / ドイツ / 環境教育 / ESD / ベトナム / 中国 / 酪農 / フィンランド / カンボジア / インドネシア / 地理教育 / 教育スタンダード / 静態地誌 / 後期中等教育 / 世界地誌 / カリキュラム |
研究成果の概要 |
ドイツとニュージーランドの中等地理教育における世界地誌学習(特に環境領域)について、日本を含む東・東南アジア諸国と対比させながら、その特徴を明らかにした。また、教科書や副読本を用いて、中等地理教育カリキュラムの国際比較を試みた。 ドイツでは州による相違が大きく、学校や教員にも比較的大きな裁量が認められている。発展的学習をスムーズに行えるように、多様な副読本等が用意されていた。ESDやSDGsを意識して、内容主義よりも方法主義を重視する傾向が強まっている。ニュージーランドでは、方法主義の導入がドイツよりも更に早かった。直面する課題の解決に向けて行動できる生徒を育成することが、強く意識されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特に世界地誌学習に注目しながら、ドイツ・ニュージーランド・日本などにおける中等地理教育カリキュラムの成立過程と現状およびその効果を検討した。現行カリキュラムがつくられた背景や、国民(とりわけ若年層)が抱く世界認識に及ぼす影響について分析した。 その結果として、日本を含む三カ国において展開されてきた地誌教育の利点・欠点をそれぞれ提示し、日本の中等地理教育カリキュラムの改善に向けた応用の可能性を明らかにできた。
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