研究課題/領域番号 |
16K03189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
香川 貴志 京都教育大学, 教育学部, 教授 (70214252)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 震災復興 / 防災・減災教育 / 小学校社会科副読本 / 東日本大震災 / 阪神・淡路大震災 / プレート境界型地震 / プレート内断層型地震 / ブリティッシュ・コロンビア州 / 地震被害 / 震災 / 防災 / 減災 / 防災教育 / 都市復興 / 地震災害 / プレー境界型型地震 / 北海道南西沖地震 / 東北地方太平洋沖地震 / ポートアルバーニ / クライイストチャーチ / 三陸 / クライストチャーチ / 網走 / クライストチャーチ大地震 / 都市整備 / 都市地理学 |
研究成果の概要 |
当初計画の一部をCOVID-19の影響により実施できなかったが、主に阪神・淡路大震災と東日本大震災での被災と復興を題材にした防災・減災教育の実践とその記録を達成することができた。これらの成果は研究協力者のいるカナダ、さらに地震災害に対して関心が高いニュージーランドや中国の高等教育・中等教育現場と共有することに成功した。また、日本の防災・減災対策とは異なるカナダ西海岸(ブリティッシュ・コロンビア州ポートアルバーニ)の対策事業の実情を日本の学術専門誌(査読付)で公表できた。研究成果は、学界だけでなく、研究代表者の勤務先の公開講座、中等教育現場での授業提供においても社会還元を果たした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者の勤務先が研究者養成機関ではなく、初等中等教育の教員養成機関であることを踏まえ、専門的な研究成果を咀嚼したうえで、市民や教育現場への還元を重視した。地震多発地帯である日本では、地震災害や防災・減災に関する正確な知識の普及が望まれる。たとえば、阪神・淡路大震災の原因である兵庫県南部地震、東日本大震災をもたらした東北地方太平洋沖地震は、前者がプレート内断層型(直下型)であるのに対し、後者はプレート境界型(海溝型)である。前者で津波は生じないが後者では危険性が高い。両者の防災・減災対策は異なる。正しい知識の普及が防災・減災力の強靭化につながるため、その基盤形成に貢献できた意義は大きい。
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