研究課題/領域番号 |
16K03192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
北川 博史 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (20270994)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 新興国 / インド / ICT産業 / 産業集積 / 空間構造 / 経済地理学 / 工業地理学 |
研究成果の概要 |
本研究は、近年、経済成長の著しいアジアの新興国におけるICT産業の産業集積地域の形成過程と近年生じつつある構造変化の実態を明らかにすることを目的としている。結果は以下のとおりである。2000年代以降のインド経済の急成長は、ICT産業の成長が大いに寄与している。インドの有する労働力コストからみた比較優位性も当該産業の輸出指向型産業としての地位を確固たるものとしている。ITサービス輸出額の多寡はICT産業集積の規模を反映しているわけではなく、むしろ、各産業集積地のITサービス業の成長性に基づいている。輸出指向型のITサービス業の集積が進むことにより、各産業集積地の発展が促進されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで十分明らかになっていなかったインドにおけるICT産業の産業集積地域の形成過程と近年生じつつある構造変化の実態が明らかになったことに、経済地理学分野における学術的な意義が認められる。また、今後、わが国の企業がインドに進出するなど、インドとの社会経済的な関係を構築する際に必要な地域的知識を提供できたことに社会的意義も認められよう。
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