研究課題/領域番号 |
16K03210
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
|
研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
青山 宏夫 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (00167222)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 地図史 / 地理思想 / 坤輿万国全図 / マテオ=リッチ / 近世 / 日本 / 世界図 / 世界認識 / ミネソタ大学 / 徳島大学 / 蜂須賀家 / 阿波国文庫 / 地理的知識 / 日本史 |
研究成果の概要 |
マテオ=リッチが1602年に北京で作った坤輿万国全図は、近世日本の世界図作製と世界地理認識の形成に大きな影響を与えた。本研究では、近世日本において坤輿万国全図に基づいて作製された世界図を再検討した。その結果、(1)「マテオ=リッチ系世界図」という類型の再定義、(2)原刊図1点と模写図3点の新発見、(3)諸図相互の模写関係の確定、(4)18世紀末以降においても坤輿万国全図が影響力をもったことの意義の解明などの成果をえた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世日本における世界図を検討することは、海外との交流が著しく制限されていた時代において人びとが世界をどのように認識していたのか、またどのような世界地理認識をもって幕末の開国とその後の明治という新しい時代をむかえたのか、という問いに答えることになる。われわれの世界認識の歴史を資料に基づいて実証的に理解することは、グローバル化が進展する現代社会において、世界認識をどのように形成していくべきかを見定める基礎と指針を提供することになる。
|