研究課題/領域番号 |
16K03218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 清泉女学院大学 (2019) 国立民族学博物館 (2017-2018) 総合研究大学院大学 (2016) |
研究代表者 |
村尾 静二 清泉女学院大学, 人間学部, 講師 (90452052)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 映像人類学 / 文化人類学 / メディア / 芸能 / 芸術 / インドネシア / エスノグラフィー / 老い / バリ / アーカイブ / 映像民族誌 / バリ島 / オランダ / 教育 / フィールドワーク |
研究成果の概要 |
本研究は、文化人類学において、デジタル時代における映像人類学の現状と可能性を調査し、明らかにすることを目的としている。フィールドワークと民族誌の執筆を学問的アイデンティティとする文化人類学にとって、豊かな視聴覚情報を扱うことができる映像民族誌(visual ethnography)は重要な研究課題となっている。 本研究は、映像民族誌の研究を先導する西欧の研究機関において実地調査を行い、また、研究者みずから映像民族誌を創造することにより、映像民族誌の創り方、それを研究に活用する方法論を広く考察するものであり、我が国の映像人類学、文化人類学の発展に資するものとなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文化人類学に映像民族誌を活用すること、それは映像の特性を理解したうえで、人間の視覚では知覚することが難しい現象を、持続する時空間のなかに音情報とともに総合的に記録・分析することである。それにより、我々は研究対象について多角的に考察し、新たな理解を得、仮説さえ導くことが可能となる。このように、映像民族誌は、文化人類学の基本理念である人間の総合的な理解に貢献するものとして大きな潜在力を有する。本研究課題は、映像のデジタル化が文化人類学に与えてきたインパクトを含め、多くの研究者が関心を寄せながら未開拓な研究領域であった映像民族誌を実践的に研究している。
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