研究課題/領域番号 |
16K03231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
上杉 富之 成城大学, 文芸学部, 教授 (00250019)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 文化・社会人類学 / 親子・家族・結婚 / 性的マイノリティ / LGBTIQ / 共同養育(co-parenting) / アメリカ / オランダ / 養同養育(co-parenting) / LGBTIQカップル / 拡大家族(extended family) / 「共同養育」 / 拡大家族 / 性的マイノリティ(LGBTIQ) / 「性」のあり方 / タイ / 共同養育 / 親子 / 家族 |
研究成果の概要 |
本研究は、近年、欧米の一部の国で徐々に認知されるようになってきた性的マイノリティ(LGBTIQ)の新たな子どもの作り方ないし育て方、「共同養育」(co-parenting)に注目し、現在、世界的な規模で進行している親子・家族・結婚の変動とその背景にある「性」(sex、gender、sexualityなど)のあり方の変化の実態の一端を、関連文献の批判的検討並びにアメリカ及びオランダにおける人類学的なフィールド研究を通して明らかにした。その結果、ゲイ/レズビアンカップル等が共同養育等の新たな実践を通してこれまでの家族や親子、結婚のあり方や見方・考え方を根本的に再編しつつあることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、近年、欧米等を中心に認知されるようになってきた性的マイノリティ(LGBTIQ)の新たな子どもの作り方ないし育て方、「共同養育」(co-parenting)の実態を明らかにするという学術的価値を有するとともに、そうした実践がややもすると硬直しがちな親子や家族・結婚、「性」(sex、gender、sexualityなど)のあり方を柔軟かつ多様なものに再編することを示したという点で広く社会的な意義も有する。
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