研究課題/領域番号 |
16K03249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 徳島県立博物館 |
研究代表者 |
磯本 宏紀 徳島県立博物館, その他部局等, 学芸係長 (50372230)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 移動 / 移住 / 通漁 / 都市部 / 植民地期朝鮮 / 漁民 / 通魚 / 植民地期 / 朝鮮 / 民俗学 / 漁民移住 / 技術移動 / 定住 / 都市 / 漁業移住 |
研究成果の概要 |
本研究は、さまざまな漁法を駆使し、移動し、主に都市部に定着した漁民集団を対象にし、その実態と構造の解明を行った。対象とした漁民集団は、堂浦一本釣り漁民、伊島潜水器漁民、以西底びき網漁民、カツオ・マグロ沖合・遠洋漁民である。 漁民集団の移動は、当初戦略的に漁業を展開、拡大する方法として機能していたが、やがて、移動先に拠点を移し、定着していった。近現代における都市部への人口移動の一端を、漁業と漁民の生業展開から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究は、全体として把握されにくい漁民集団の生業にもとづく移動と、その変遷、その構造について、事例研究から明らかにした。 広く捉えれば、それは、近現代における漁村部から都市部への人口移動の一端でもあった。漁業という生業として積極的に打ち出し、進出して発展させていった漁民の動向は、漁業の産業化の中で、漁港付近の都市住民として定着させ、定住させていく結果になった。 本研究の途上で、都市部の一角に、同郷出身者の居住地が点在することをしばしば補足する結果になった。
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