研究課題/領域番号 |
16K03252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大内 孝 東北大学, 法学研究科, 教授 (10241506)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 法律辞典 / ブラックストン / law dictionary / Blackstone / 英米法辞典 / 基礎法学 / 法制史 |
研究成果の概要 |
本研究は、英米法学・法実務上、権威的典籍であるとされる法文献が、現実に、いかなる形・度合で、近・現代の法学・法実務に影響を及ぼしているのかにつき、特に文献学的観点及び法律用語・法概念の浸透具合を中心にして具体的に検証し、ひいてはかかる権威的典籍の持つ現代的意義を再評価しようとした。 具体的には、時代的にも現代に近く影響度が大きいと言われる、18世紀後半のブラックストン著『イングランド法釈義』(以下、単に『釈義』と略す)について重点的に探究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日のわれわれが,Law Dictionaryや英米法辞典等を通して日常読み親しんでいる法律用語の相当多くが,実は『イングランド法釈義』をはじめとする権威的法典籍の記述とほぼ同じであり,今日では「古典」として遠ざけられることの多い権威的法典籍が,多くは気付かれぬままに,実は近・現代の法学・法実務の基礎としていまだに生き,影響を与えている事実を例証しえたと思料される。そしてこのことは,本研究が行ったような地道な手作業によらない限り,おそらく決して明確に表面化しないだけでなく,このまま放置していては,上記「不可視化傾向」によってますます見えにくくなる事実である。
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