研究課題/領域番号 |
16K03271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
水林 彪 早稲田大学, 法学学術院, 名誉教授 (70009843)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 弥生時代 / 古墳時代 / ヤマト政権 / 卑弥呼 / 邪馬台国 / 狗奴国 / 国制 / 王権 / 支配 / 中華帝国 / 漢 / 青銅器埋納 / 前方後円墳 / 参道付き円墳 / 円丘・天壇 / 公孫氏 / 魏 / 考古学 / 文献史学 / 非王権的同輩盟約体 / 国制史 / ジェンダー / 古墳 / 古事記 / 日本書紀 / 基礎法学 / 日本史 |
研究成果の概要 |
(1)考古学者との学問的協働を試み、2016年には、法制史学会において、私が企画担当者となって、「ヤマト政権=前方後円墳時代の国制とジェンダー」と題するシンポジウムを開催し、考古学と法制史学(国制史学)の間の学際的研究を開始することができた。(2)私自身の研究成果としては、ヤマト政権=前方後円墳時代の国制史について、とくに支配の正当性論および王権論の2つの理論的観点を導入することによって、新しい見方を提示することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が課題とした弥生後期から前方後円墳=ヤマト政権時代は、列島において、支配(階級的身分制的な命令服従関係という意味での支配)が発生した時代であり(弥生時代)、このことを基礎として、列島の国制が王政という形で組織されるにいたった時代である(前方後円墳=ヤマト政権時代)。この過程を、法と国制に関する社会科学理論を武器としてーーしたがって、考古学者・文献史学者による論じ方とは根本的に異なる仕方でーー、解明したことに、もっとも重要な学術的意義が認められる。
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