研究課題/領域番号 |
16K03273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
福島 至 龍谷大学, 法学部, 教授 (30208938)
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研究協力者 |
出口 雄一
畠山 亮
児玉 圭司
佐藤 岩夫
斎藤 司
古川原 明子
村井 敏邦
太田 宗志
岡崎 まゆみ
小石川 祐介
赤坂 幸一
髙田 久実
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 團藤重光 / 團藤文庫 / 最高裁判所 / 團藤日記 / 死刑廃止論 / 蒙古聯合自治政府 / 戦後法制改革 / 矯正資料館 / 北海道行刑 / データベース / 瀧川幸辰 / 勝本勘三郎 / 基礎法学 / 法制史 |
研究成果の概要 |
龍谷大学が故團藤重光氏から寄贈を受けた書籍、資料、文書等のコレクション(以下「團藤文庫」という)のうち、團藤氏の日記と所蔵の立法・裁判関係資料の学術的価値を調査するとともに、それらを利用した研究をパイロット的に実施して、その利用可能性を明らかにすることができた。 具体的には、審議会資料を用いた1940年代後期の監獄法改正研究や最高裁事件記録を用いた迅速な裁判を受ける権利に関する判例研究、所蔵書簡を用いた瀧川事件研究などを実施することができた。また、研究の過程で、團藤日記仮目録の作成、一部資料のデジタル化・公開を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
團藤文庫は、極めて多く、また多様な史料から構成されていることが判明した。團藤氏は1930年代から東京大学法学部の教官となり、戦前・戦中・戦後と数多くの立法過程に携わり、また東大退官後は最高裁判事や宮内庁参与を歴任されたが、そのいずれの時代においても記録を残され、團藤文庫の中に残されていることがわかった。近現代の歴史研究(法史、日本史、政治史、社会史等)にとっての貴重史料ばかりでなく、法思想や法哲学など、多くの分野において活用される可能性を有する研究史料であることがわかった。 このような貴重な史料であることを踏まえ、仮目録の作成やデジタル化した資料の公開にも取り組み、社会への還元にも努めた。
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