研究課題/領域番号 |
16K03379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
刑事法学
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研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
脇中 洋 大谷大学, 社会学部, 教授 (10319478)
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研究分担者 |
安田 三江子 花園大学, 社会福祉学部, 准教授 (90288613)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ピアサポート活動 / 更生保護 / 再犯防止 / 知的障害者 / 協働面接 / 情状鑑定 / 司法面接 / ピアサポーティブ / 事実確認 / 当事者性 / 犯罪からの離脱 / 更生 / 再犯リスク / ピアサポート / 触法知的障害 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、知的障害者等の再犯を防ぎ更生の基盤を確立できるような心理プログラムの一環としてピアサポート活動を立案し、試行しながら実践過程に載せていくことである。プログラムの評価は数年以上の期間を要するため、先駆的活動の調査を経たうえで試行実践を急ぐ必要があったが、研究助成期間中に現実に複数生じた入り口支援に関与せざるをえなかったこともあり、本研究では、矯正施設内における特定のプログラムを対象とした分析と、カナダや北欧の更生保護施設における事例データの収集などの成果に留まった。その一方で、知的障害者等が被疑者や被害者として取調べを受ける際の面接技法について新たな課題を獲得することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
更生保護施設等において知的障害者等を対象とし、相談支援ではなくピアサポーティブな活動を行っている施設はきわめて少ないが、フィンランドではAGGREDI、ノルウェーではWay Backがあり、当事者が矯正施設退所後に支援者として活動を続けている事例や組織の実態について聞き取ることができた。また知的障害者等が被害者・被疑者・証人として取調べを受ける際に生じる虚言や解離性障害が引き起こす問題点に遭遇し、現行の司法面接法や協働面接では対処しきれないために、新たな面接法の開発が必要とされていることに思い至ることができた。
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