研究課題/領域番号 |
16K03407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
五十川 直行 九州大学, 法学研究院, 教授 (80168286)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | イギリス契約法 / ヨーロッパ民法典 / 比較民事法研究 / 民事法学 |
研究成果の概要 |
本研究の推進により、EU内において加速化するヨーロッパ民法典(ECC)の編纂事業ないしEU私法の展開と関連付けながら、コモンロー(非法典法)の基軸であるイギリス契約法の現況を見定める旨の本研究の目的に沿い、イギリス契約法上の全領域に亘る様々な具体的な論点(契約総論上の諸論点、及び、各種契約関係固有の諸論点等)について、その歴史的形成から今日の法状況に至るまでの判例法・制定法・学説の形成過程を追蹤し、あわせて、日本民法を含む<比較民事法研究>の文脈から、多角的な調査検討を蓄積することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の推進により、日本民法改正に向けた立法論的検討作業等にも接続させて、改めて、世界的に現代契約法が担うべき全領域に亘る論点(契約交渉段階から契約終了後の段階に至る契約総論上の諸論点、及び、売買等各種の契約関係固有の諸論点等)に即して、ヨーロッパ民法典(ECC)の編纂という歴史的節目に臨み、コモンロー(非法典法)の基軸であるイギリス法(判例法・制定法・学説等)が具体的に変容する法状況の実相を分析精査することができ、イギリス法の特質等の再認識に加え、<比較民事法研究>が必須かつ極めて有益な実践的研究手法であることを確定することができた。
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