研究課題/領域番号 |
16K03432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
平嶋 竜太 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (70302792)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 医療政策 / パーソナライズ医療 / 知的財産法制 / 後発医薬品 / データ保護 / 医療経済 / 個人情報保護 / 新薬開発イノヴェーション / 医療活動と知的財産権 |
研究成果の概要 |
本研究は、①医療政策からの要請である後発医薬品利用の促進と新薬開発イノヴェーション促進の調和点を実現する知的財産法制の制度設計論の模索、②パーソナライズ医療(個別化医療)分野におけるイノヴェーションへ向けた知的財産法制の理論的課題の解明と制度設計における検討項目の提示、③医薬医療分野における特許権等の知的財産権行使に伴う医療活動に対する阻害要因に対する理論的・制度的対応、という各事項について理論的観点から総合的・統合的な検討することを目的として、それぞれの事項について医療政策及び医療イノヴェーションとの調和的発展を指向した知的財産法制に向けた一定の方向性を導出・提言することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、医療政策と先端医療イノヴェーションとの調和的発展に寄与しうる知的財産法制を構築する基礎となる一定の理論的知見が得られた点に学術的意義が見いだせる。具体的には、ジェネリック医薬品と新薬開発との共存を実現しうるための知的財産法の制度設計、今後の先端医療となるパーソナライズ医療の開発普及のための知的財産法制の課題、知的財産権の行使に伴う医療への阻害要因の明確化と対応、といった点について知見が得られた。また併せてこれらの研究成果によって、将来へ向けた医療政策や先端医療の開発普及にとって、知的財産法制をより適応的に制度設計するための参考知識が獲得されたことに社会的意義が見いだせよう。
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