研究課題/領域番号 |
16K03449
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
上野 達弘 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80338574)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 著作物 / 著作権 / 類似性 / 侵害 / パクリ / 著作物の類似性 / 著作権侵害 / 著作権法 |
研究成果の概要 |
著作権法における最大の課題である「著作物の類似性」判断について国際的・総合的な比較を行うという研究目的の下、研究代表者(上野)は、わが国における膨大の事例の網羅的な分析を行ったのはもちろんのこと、約1年間のミュンヘン大学滞在を含めた4年間に、多くの国を訪問し、そこにおける多数の裁判例や事例に収集できたほか、この過程で多数の研究者と交流を深めて、問題意識を共有することができた。その成果は、この研究テーマだけに焦点を当てた単独の書籍にまとめて近々出版予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会においては、人が発表する作品について、他人の作品と類似するとして、いわゆるパクリではないのかと問題になることが多い。インターネット社会においては特に深刻であり、少し似ているだけで炎上して社会から消えてしまったものも多い。しかし、著作物の類似性判断というのは常にはっきりせず、研究者の間でも極めて難しい問題とされている。そこで、過去の膨大な裁判例を分析すると共に、諸外国の事例や議論を調査する本研究の成果が公表されれば、社会一般の人に対してこの問題に対する適切な理解をもたらすことができると共に、学問的にも重要な意味をもたらすものと考える。
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