研究課題/領域番号 |
16K03461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
武田 宏子 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (20622814)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | イギリス政治 / 政党政治 / 反エスタブリッシュメントの政治 / 労働党 / 左翼政党 / 半緊縮財政政策の政治 / 政治参加 / ジェレミー・コービン / 反緊縮財政政策の政治 / イギリス労働党 / 左派政党 / 政党と党員 / Brexit / 女性議員/党員 / 社会民主主義政党 / 運動 / 緊縮財政(austerity)の政治 / 急進左翼政党/政治運動 / 「反エスタブリッシュメント」の政治 |
研究成果の概要 |
2015年のイギリス労働党党首選挙の結果を受けて、本研究はジェレミー・コービン率いる英国労働党の比較事例研究を行うことにより、「反エスタブリッシュメント」の政治の展開を通じて「政治のアマチュア」である草の根の党員やサポーターが政党や政治過程の変化/活性化やに対して持ちうる影響力についてインタビュー調査から得られた言説データを用いて理解の構築を行った。これにより、本研究は、イギリス政治の最新の動向を労働者階級や若年層など、これまであまり光をあてられてこなかった集団に焦点をあてて理解することに努めた。最後に、(急進)左翼の政治的アイディアの現代的な展開を特にネオリベラリズムとの関係で考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義はイギリス政治、特に英国労働党のこれまでの研究において取り上げらてこなかった一般党員やサポーターといった「政治のアマチュア」である人びとに焦点をあて、現地でインタビュー調査を行うことで、これらの人びとの政治的な志向性や考え方、そして彼らが政治過程で実際に果たしている役割を明らかにすることにより、イギリス政治の最新の動向に関する理解を提示することを試みた点にある。こうした分析は、一般党員やサポーターに少ないない若年者が含まれていることから、学術的のみならず社会的に問題とされている若年者の政治的アパシーや政治不信の傾向に関する考察に一定のインプットを行う射程を持つ。
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