研究課題/領域番号 |
16K03464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
岡田 浩 金沢大学, 法学系, 教授 (60272019)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 候補者 / 投票行動 / 選挙 / 参議院選挙 / 政治学 / パネル調査 |
研究成果の概要 |
無作為抽出した金沢市の有権者に対して実施した調査のデータを分析した結果、現職候補や首長選の候補者など有権者が持つ情報量が多い候補者についてのイメージは仕事、能力、人柄など候補者の「中身」に関するものが多いのに対して、新人候補や議員選の候補者など情報量が少ない候補者のイメージは政党、政策、属性、経歴など外形的な特性に関するものが多いこと、候補者と直接話をした経験がある有権者は人柄についての良いイメージを持つ傾向があるなど候補者との接点が候補者についてのイメージの形成要因の1つとなっていること、首長選挙については仕事や能力に関するイメージが投票行動と結びついていること、などが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有権者は候補者をどのように捉えており、それは投票行動にどのような影響を与えているのかということは、政党のリーダーが各議員に対してどの程度リーダーシップを発揮できるかなどの政策形成プロセスのあり方や選挙区への利益誘導がどの程度重視されるかなどの政策内容に大きな影響を及ぼすため、その研究は社会的な意義が大きい。 また、有権者の投票行動の研究では、候補者についての意識は、政党や政策争点についての意識と並んで投票行動を規定する重要な要因とされてきたが、候補者は選挙区ごとに多様で数が多く調査が困難であることなどから研究が進んでおらず、候補者についての意識に注目した投票行動の研究は学術的な意義も大きい。
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