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リベラル・ナショナリズムとフランス共和主義――その理論的連関と現実政治

研究課題

研究課題/領域番号 16K03472
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関南山大学 (2017-2018)
島根大学 (2016)

研究代表者

長谷川 一年  南山大学, 法学部, 教授 (00399049)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード共和主義 / レイシズム / ナショナリズム / 群衆 / 政治学 / 思想史
研究成果の概要

本研究では、フランスの第三共和政期における思想家たち――ゴビノー、フィルマン、シゲーレ、フルニアル、ル・ボン――の著作を検討し、以下の点を明らかにした。第一に、フランス共和主義が定着するのは第三共和政期であるが、そこで台頭した科学的レイシズムが国内的な国民統合と対外的な植民地主義の矛盾を正当化する役割を果たした。第二に、このレイシズムは世紀末に出現するさまざまな「群衆論」に流れこみ、20世紀のフランス・ナショナリズムを準備することになったのである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

「単一にして不可分の共和国」という大革命以来のフランス共和主義の理念が現実に定着を見るのは第三共和政期であり、その意味でこの時期のさまざまな思想潮流の検討は共和主義の理解に欠かせないが、共和主義、ナショナリズム、レイシズム、群衆論といったさまざまな思想的系譜を一貫したパースペクティブのもとに位置づけ、現実政治の動きとの関連で把握した点に本研究の学術的意義を認めることができる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] ゴビノーとフィルマン――文明史への二つのアプローチ2018

    • 著者名/発表者名
      長谷川一年
    • 学会等名
      科学研究費補助金主催
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 混沌の共和国2019

    • 著者名/発表者名
      柳沢 史明、吉澤 英樹、江島 泰子
    • 総ページ数
      290
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • ISBN
      9784779513664
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 知的公共圏の復権の試み2016

    • 著者名/発表者名
      長谷川一年
    • 総ページ数
      356
    • 出版者
      行路社
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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