研究課題/領域番号 |
16K03473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
嶋田 暁文 九州大学, 法学研究院, 教授 (00380650)
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研究分担者 |
森 裕亮 北九州市立大学, 法学部, 准教授 (00382408)
澤田 道夫 熊本県立大学, 総合管理学部, 教授 (80589078)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 臨床行政学 / 理論行政学 / レッドテープ / ポストモダン行政学 / 複数価値間の競合と行政倫理 / 社会構成主義 / 媒介変数(条件) / 意図せざる結果 / 行政技術 / 公平性 / 平等性 / 行政現場 / 自治体職員 / 監査社会 / 臨床 |
研究成果の概要 |
本研究の主な成果は、次の3点である。第1に、研究代表者である嶋田暁文は、2018年5月に行われた日本行政学会・共通論題Ⅱにおいて研究成果の招待報告を行う機会に恵まれ、広く学界関係者に本研究の成果を知っていただくことができた。第2に、研究代表者および共同研究者は、研究途中の中間的成果を論文の形で数多く公刊した。第3に、研究代表者・嶋田暁文は、『季刊行政管理研究』171号に寄稿を要請されていることから、これまでの研究成果のエッセンスを体系的に整理し、臨床行政学の構想を明らかにする論考を寄稿する予定である。そのほか、研究成果全体を取りまとめ、単行本として公刊できないか、引き続き模索していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、第1 に、「臨床行政学」の提唱を通じて、行政学のあり方論に一石を投じる点にある。第2 に、事例研究、規範的理論研究の復権につながる点にある。本研究は、これらの研究を軽視する傾向に歯止めをかけ、バランスの良い学問展開に資する。第3 に、ケーススタディを促進し、行政学教育の充実に寄与し得る点にある。従前の行政学教育は、多くの場合、理論と制度概要等の説明に終始し、ケーススタディの紹介は極めて不十分にとどまってきたように思われる。第4 に、行政現場に実践的知見を提供することによって行政学のレリバンシーを証明する点にある。それは同時に本研究の社会的意義でもある。
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