研究課題/領域番号 |
16K03483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
苅田 真司 國學院大學, 法学部, 教授 (30251458)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アメリカ社会科学 / マッキーヴァー / 社会科学史 / 因果性 / 社会科学 / 社会学 / アメリカ社会学 / マッキーバー / リンド / アメリカ |
研究成果の概要 |
後期マッキーヴァーの思想について、社会科学史の手法を用いて分析を行った。その結果、(1)後期マッキーヴァーの思想において、相互性・制度主義・動的評価の概念が中心的な役割を占めており、文化的秩序と技術的秩序のずれを認識する動的評価が社会的秩序を作り出していること、(2)後期マッキーヴァーの思想において、自然科学的因果性と社会科学的因果性が峻別されていることが明らかになった。また、(3)社会科学観と社会科学教育の構想に関して、「学者」型と「技術者」型の対立があることを、コロンビア大学の同僚であるロバート・リンドとの論争の中から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
後期マッキーヴァーの思想を、同時代の社会科学方法論の観点から分析することにより、アメリカ社会科学史における後期マッキーヴァーの思想の位置とその特質を明らかにした。また、1930年代における多様な社会科学構想の一断面を描き出すとともに、社会科学の果たすべき役割と高等教育内での制度的な構成についての対立を、具体的な形で解明し、アメリカ社会科学史の発展に貢献した。
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