研究課題/領域番号 |
16K03485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
西山 隆行 成蹊大学, 法学部, 教授 (30388756)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アメリカ政治 / マイノリティ / 移民 / 政党政治 / 連邦制 / 政治的分断 / アイデンティティ政治 / 大統領選挙 / 政治的分極化 / アメリカ / 移民問題 / トランプ現象 / 政治学 |
研究成果の概要 |
移民国家アメリカでは人種的・民族的多様性が増しており、2040年代には白人が少数派になると予想されている。黒人大統領、黒人でアジア系の副大統領、中南米系女性や黒人女性の連邦最高裁判所判事が誕生するなど、アメリカ政治に変化の兆しがみられる。だが、共和党のトランプ派に代表されるように、その動向に対する抵抗も強い。変化の在り方は連邦と州以下で、また、政策の次元と理念の次元で異なっており、一様でない。本研究は、マイノリティがアメリカ政治にもたらす変化とそれに対する抵抗の動きを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、マイノリティの増大がもたらす政治的影響に関して、単に二大政党のどちらが優勢になるかにとどまらず、政党の性格自体を変化させる可能性を明らかにしている点に意義がある。とりわけ、連邦政府にとどまらず州や地方政府の次元に焦点を当てることにより、連邦政治と州政治の間に見られるダイナミズムを明らかにしている。また、本研究は多民族社会統合の理念的研究と政策研究の双方を踏まえてアメリカ政治の分極化のメカニズムを解明している点でも意義がある。
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