研究課題/領域番号 |
16K03489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 帝京大学 (2017-2019) 東京理科大学 (2016) |
研究代表者 |
石川 敬史 帝京大学, 文学部, 准教授 (40374178)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 連邦制 / 大統領制 / 共和政 / 混合政体論 / 政党政治 / 連邦政府 / アメリカ革命 / 革命 / 王政 / 英国国制 / 行政権 / ジョン・アダムズ / 共和主義 / デモクラシー / 立憲主義 / アメリカ合衆国憲法 / 民主主義 / 代表制 / 政教分離 / 連邦制度 / 大統領制度 / 自然権 / 環大西洋史 / 社会契約 |
研究成果の概要 |
イギリス領北アメリカ植民地が国王の特許状、すなわち国王大権によって成立したという素朴な事実に再注目し、従来のホイッグ主義革命というアメリカ革命観を再検討し、より精度の高いアメリカ革命理解を構築することを目指した。この研究期間を通して、イギリス国制論の変化についてより厳密な知見を得るととともに、アメリカ革命がヨーロッパの知的遺産を受けつぎつつも、高度に個人の権利に特化した立憲主義理解に立っていることが確認できた。本研究課題の期間中に有益な研究成果を出すことはできたが、それ以上に、次なる課題として、アメリカ合衆国憲法そのものの研究が必要であることを認識できたことが有益な成果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における諸活動(学術論文、研究発表、書籍の分担執筆)を通して、極めて多様で、しばしば分断状態に陥るアメリカ合衆国の現在の状況を把握するための視座を提供することに貢献できたと考えている。それはあくまで視座を提供したに止まり、当然ながらアメリカ合衆国の現在を把握するには不十分ではあるが、本研究によって次の課題が明瞭なものになったと考えている。本研究で得られた成果をさらに継続・発展させることによって、日本においても、また国外の研究においても決定的に欠けている西欧中心の政治思想史研究とは異なるアメリカ政治思想史のより新しい形を提示できると考えている。
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