研究課題/領域番号 |
16K03490
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
薬師寺 克行 東洋大学, 社会学部, 教授 (00611378)
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研究分担者 |
井上 正也 成蹊大学, 法学部, 教授 (70550945)
王 雪萍 東洋大学, 社会学部, 教授 (10439234)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本 / 政治 / 清和会 / 政治再編 / 派閥政治 / 安倍晋太郎 / 塩川正十郎 / 小泉純一郎 / 政界再編 / 安倍慎太郎 / 自民党 / 経世会 / 宏池会 |
研究成果の概要 |
本研究は、政治家や官僚などに行った取材メモ及び関連資料である薬師寺メモに基づき以下の点を分析した。第一は、自民党清和会において、福田赳夫を中心に党改革を主張してきた人脈が、「政治改革」の原動力になったことを明らかにした。第二に、80年代末における派閥の制度疲労の実態を明らかにした。第三に、武村正義を中心とする新党形成過程を明らかにした。第四に、安倍晋太郎外相の対外政策を分析した。清和会の人脈や組織の分析を通じて、政界再編期の自民党政治を重層的に見ることが可能になったといえよう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、新聞記者の取材メモを中心に1980年代末の日本政治史を再構成することを目指した点にある。外交文書が豊富に残されている外交史研究とは異なり、戦後日本政治史については、一次史料の保存や公開が大きく遅れている。本研究は従来の経世会を中心にした自民党史観とは異なり、自民党清和会の人脈や組織の変容に着目することによって、90年代の自民党下野後に進展する政治改革の歴史的起源を明らかにした。
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