研究課題/領域番号 |
16K03496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
松本 俊太 名城大学, 法学部, 教授 (90424944)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アメリカ連邦議会 / 政治指導者 / 分極化 / 行動論 / 政策過程論 / 政党指導部 / 立法過程 |
研究成果の概要 |
本研究は、第1に、アメリカ連邦議会において進行している二大政党の分極化の一側面として増加している、議会指導部の裁量による議題や議事手続の選択と、その結果としての立法過程の帰結、および両者の関係を説明する。第2に、理論的には、議会指導部のパーソナリティ・政策過程と権力過程の偶然の結びつき・議会指導部と大統領や議員のネットワークといった、行動論的な理論枠組を用いる。第3に、実証の方法は、議会制度や議会内政党およびその歴史的変遷の概説・直近の議会指導部の行動や重要立法の成立過程の比較事例研究・議会内での議員と議会指導部の関係の計量分析からなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、1つは日本との比較への含意である。アメリカ議会と比較可能性が最も高いのは日本の国会である。全く異なる統治機構の下で、両国の議会政治に共通点がみられるなら、それは、本研究の主たる主張である新制度論の限界を補強する知見となる。もう1つは、日本のアメリカ政治研究への貢献、具体的には、アメリカ本国の科学的なアメリカ研究では行動論的な研究が脈々と続いており、これを日本に紹介することである。 社会的には、アメリカ議会については、報道はもちろん研究者が日本語で発信することも少ない。本研究は、期間中に大統領が交代し、議会との関係も変化した機会を捉え、一部同時代的な研究を行った。
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