研究課題/領域番号 |
16K03506
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
上子 秋生 立命館大学, 政策科学部, 教授 (70378503)
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研究分担者 |
野田 遊 同志社大学, 政策学部, 教授 (20552839)
村山 皓 立命館大学, 政策科学部, 授業担当講師 (50230016)
村山 徹 名古屋経済大学, 経済学部, 准教授 (80706862)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 民主主義 / 政府規模 / 地方自治体 / 自由裁量 / 地方行政 / 選挙 / 近隣自治体 / 地方議会 / 民主主義の規模 / 民主主義を測る尺度 / 行政学 / 行政裁量 |
研究成果の概要 |
政策過程において政治と行政を担う代表者と行政官の自由裁量について、その双方を担うカンボジアの評議員の意識の分析から、政策決定の政治でのフリーハンドと政策実施の行政でのフリーハンドとの構造的な違いを示した。 また、地域規模がもたらす所与の民主政の特徴を示す政府民主政尺度及び所与の規模の民主政と関連する消防団に関わる従属変数などの分析により、日本における中央、地方の政府の特徴を所与の地域規模がもたらす代表性と応答性のバランスを表す政府民主政尺度によって明らかにできることを示した。同時に、民主政の代表性と応答性の対抗関係の基盤が、行政の自由裁量を根拠づける構造について理論的に示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
民主主義は代表者を通じて人々の意見を実現する代表性と国民、住民から表明された意見への応答を通じて人々の意見を実現する応答性をその要素として持つ。これらの要素の影響の大きさが、一つの政府の人口の規模の大きさと人口密度の逆数であり、人一人当たりの面積の大きさを示す地域密度と関連することを示すことにより、我が国における政府の制度の在り方、また、そこにおける行政の自由裁量の在り方を考える縁を提供した。
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