研究課題/領域番号 |
16K03507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
黒崎 輝 福島大学, 行政政策学類, 教授 (00302068)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 原子力開発 / 核拡散 / 日米関係 / ニュークリア・ヒストリー / 冷戦史 / 国際関係史 / 原子力 / 外交史 |
研究成果の概要 |
本研究は、1950年代から60年代の原子力と核不拡散をめぐる日米関係を研究対象とし、国際関係史研究の手法を用いて、①日本の原子力開発を通じた核兵器製造能力の発展に日本の政策過程の構造的要因が与えた影響に関する研究論文を国際査読誌で発表し、②国際原子力協力が日本の再処理技術開発に与えた影響に関する研究論文を国内外で発表した。また、③再処理能力拡散と日本の再処理技術開発に対するアメリカの対応に関して考察した研究論文を国際査読誌に投稿したが、査読の結果、掲載が決定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、原子力と核不拡散をめぐる日米関係を、その原点まで遡って考察した先駆的な取り組みである。再処理・ウラン濃縮技術に関する日本の研究開発に焦点を合わせ、その日本の核政策との関連性や、そうした機微技術に関する日本の研究開発に対するアメリカ側の対応を具体的な研究対象にすることにより、原子力と核不拡散をめぐる日米関係の実態解明を進めるとともに、先行研究の分析や歴史解釈を再検証し、原子力平和利用と核不拡散の両立という今日的課題について考えるために有益な知見を提供することができた。
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