研究課題/領域番号 |
16K03511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古城 佳子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30205398)
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研究分担者 |
石田 淳 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90285081)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 国際協調 / 共通の利益 / 国際制度 / 国際経済 / 安全保障 / グローバル・イシュー / 非国家主体 / 金融危機 / 移行期正義 / 認識形成 |
研究成果の概要 |
本研究は、国際関係において「共通の利益」の認識の形成に国際制度がどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目的とし、国際経済分野と安全保障分野での事例を比較検討した。異なる分野の検討から、国家間の「共通の利益」の認識の存在を前提に国際制度が形成されたと考えられてきたが、一旦成立した国際制度は必ずしも「共通の利益」の認識の共有を促進するとは限らないことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の国際関係において、地球規模問題(グローバル・イシュー)への関心が高まり「共通の利益」の重要性が指摘されている反面、トランプ米大統領の主張に見られるように「共通の利益」への関心の低下が見られる。本研究は、多国間主義や国際協力の前提となる「共通の利益」の形成と国際制度との関係に新たな学術的な知見を加えるものであるだけでなく、現在の国際関係における「共通の利益」認識の検討に寄与するものである。
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