研究課題/領域番号 |
16K03529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
杉浦 功一 和洋女子大学, 国際学部, 教授 (70453470)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 民主化 / ガバナンス / パートナーシップ / 民主化支援 / 国際協力 / 政治学 / 国際関係論 |
研究成果の概要 |
本研究では、民主化・ガバナンス支援における、いろいろなアクターによるパートナーシップを検証し、その実態を明らかにした。民主化やガバナンスの支援におけるパートナーシップは、政府の意思に左右されがちであり、批判的なNGOが排除されるなど理想的パートナーシップとして成立せず、活動内容が技術的なものとなる傾向が明らかとなった。その結果、パートナーシップの正当性は損なわれ、民主化・ガバナンス促進という実効性も低下してしまうことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、民主的でない国では、民主化やガバナンス改善を目的とするプロジェクトでは理想的なパートナーシップが成立しないために、民主化・ガバナンスの促進には至らないという悪循環を指摘する。持続可能な開発目標(SDGs)には民主化やガバナンスに関連した目標が含まれ、目標達成ではパートナーシップが求められることを考えると、国際協力、民主化・ガバナンス、パートナーシップの間の関係のメカニズムの解明を試みた本研究は、一定の意義があるといえよう。
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