研究課題/領域番号 |
16K03563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 大阪経済大学 (2018) 神戸大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
岡島 成治 大阪経済大学, 経済学部, 准教授 (50733549)
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研究分担者 |
船木 由喜彦 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50181433)
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研究協力者 |
岡島 広子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 公共財ゲーム / 実験経済学 / ナッジ / 公共財供給ゲーム / 外部性 / ナッジ効果 / インセンティブ効果 / 実験 |
研究成果の概要 |
公共財ゲームにおいて、ゲームを繰り返し行っても、被験者が公共財への投資額を高い水準に保つような実験デザインを考案した。具体的には、閾値を設定し、グループ全体でその閾値を達成した場合、そのグループの被験者全員にリベートを与える制度である。閾値設定という人々の行動を誘導する仕組みを取り入れることで、我々は、「被験者の公共財への投資額は、公共財ゲームを数回繰り返しても減らさないこと」を発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
支払うコストを負担しなくても、その財やサービスを利用できる、いわゆるフリーライダー問題は公共財あるいは共有地で起こると言われている。公共財におけるフリーライダー問題を解決するためには、公共財の過少供給を行う人々に対して制裁を課したり、その人々を一般に公表したりするなど、いわゆる恐怖心や羞恥心を与える制度が有効であることが実験を介して明らかにされてきている。しかしながら、このような制度では、人々の不満が高まり、フリーライダー問題を根本から解決したことにならない。そこで、本研究では、公共財におけるフリーライダー問題を解決するため、人々が恐怖心や羞恥心を抱かずに協力しあうような制度を発見した。
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