研究課題/領域番号 |
16K03564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 国際大学 |
研究代表者 |
鬼木 甫 国際大学, GLOCOM, 研究員(移行) (40107107)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 経済理論 / ミクロ経済学 / 産業組織 / 第5世代通信 / 上下分離 / 協調寡占市場への競争導入 / 新規参入の促進 / 自然独占への対処 / 周波数オークション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、インターネット移動通信サービスを供給する「広帯域無線産業」に競争環境を導入するための制度・システムを設計し、制度の基盤について分析を加えることである。日本の同産業では、規模の経済と規制当局による電波の直接配分の結果生じた「暗黙協調下の寡占」状態が続き、消費者・ユーザの高負担・不便・不公平に加え、産業成長の減速を招いている。 本研究では、とりわけ近未来での実現が予想されている「第5世代(5G)通信」の電波利用基盤において生ずる「自然独占問題」を検討し、独占の弊害を避けるために有用な「制度(メカニズム)」を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然独占問題については、通常産業の公営化あるいは直接(価格)規制によって対応する。これに対し本研究では、事業者に行動選択の余地を残しつつ長期的に独占の弊害を避けるための具体的な経済メカニズムを提案したこと。
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