研究課題/領域番号 |
16K03578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
野口 旭 専修大学, 経済学部, 教授 (00208315)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マクロ経済政策 / 非伝統的金融政策 / 政策生成プログラム / 古典的自由主義 / ケインズ主義 / 出口戦略 / フィリップスカーブのシフト / 赤字財政の将来負担 / ヘリコプター・マネー政策 / 経済学説 |
研究成果の概要 |
多くの民主主義社会では、経済政策の多くは、多数の有権者による公共的な選択の結果として実現される。したがって、経済政策形成のメカニズムを考察するためには、一般社会において広く共有されているような思惟、すなわち「社会的認識モデル」とは何かを明確にすることが必要である。他方で、専門家の世界においても、ある経済政策の是非についての判断は、決して一様ではない。それは、経済政策は本質的に、特定の価値判断や世界観を前提とせざるを得ないからである。それが、本研究が提起する「政策生成プログラム」であり、その競合である。古典的自由主義とケインズ主義は、その意味での異なった政策生成プログラムである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
望ましい経済政策を社会で実現させるためには何が必要なのかを明らかにした。そのためにはまず、専門知と世間知の乖離をできるだけ縮小させることが必要である。また専門家の側も、何が科学的推論であり、何が価値判断なのかを十分に明確にすることが必要である。
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