研究課題/領域番号 |
16K03579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
竹永 進 大東文化大学, 経済学部, 教授 (00119538)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マルクス / 資本論 / 経済恐慌 / 抜粋ノート / 草稿研究 / 恐慌 / 綿花飢饉 / 新メガ / 過剰生産恐慌 / 貨幣・信用 / 南北戦争 / 貨幣と金融 / 信用と投機 / 貨幣金融 / 草稿・抜粋 |
研究成果の概要 |
マルクスが彼の主著『資本論』の全3部の仕上げのための作業に集中していた1860年代の中頃にイギリスで発生した、それ以前とは異なる独自の性格をもった恐慌について、彼が1868年の秋から1年間をかけて作成した抜粋ノートと切り抜き帳のオリジナルを、新メガの第四部門第19巻に収録するためのデジタルテキストに変換する作業が、本研究の中心であった。当初の見込みを超える膨大な作業量のため当該ノート・切り抜き帳のうち後者の一冊のみは今回の研究期間後の作業に委ねざるを得ない結果となったが、全体としては課題はほぼ達成できたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マルクス生誕から200年、また彼の主著『資本論』第1部初版刊行から150年を隔てた現在、マルクスの文献的遺産はこの間彼の祖国ドイツに限らず広く世界の多くの国・地域において甚大なプラス・マイナスのインパクトを与え続けた。20世紀末のソ連・東欧諸国の社会主義の崩壊とグローバリゼーションの進展のなかで一時忘れさられたかのように見えた彼の思想と理論は、新たな歴史的コンテクストにおいて再び人々の注意を惹いているように思われる。こうした世界史的状況において彼の文献的遺産をオリジナルのままに再現しようとする新メガのプロジェクトの一部を担うことが本プロジェクトの狙いであった。
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