研究課題/領域番号 |
16K03589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
長谷川 光 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (30189534)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ベイズ統計学 / 不平等度 / 所得分布 / MCMC / 経済統計学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,シミュレーションに基づくベイズ法による富裕度と貧困度の計測手法の開発とその経済データへの適用である.富裕度と貧困度を計測することで,所得分布の両裾の特徴を捉えることになり,経済格差の研究に新たな貢献ができると考えた.貧困度に比べて,富裕度の推定は近年になって研究が行われ始めた新しい分野であり,ベイズ法によって富裕度の推定を行った文献も殆どないため,本研究は新たなベイズ法による分析手法を提供することとなった.また,本研究では,わが国ではまだ馴染みの薄いZenga指標を紹介するとともに,Zenga曲線を用いた新たな富裕度指標及び貧困度指標を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,富裕度と貧困度のベイズ法による推定方法を開発した.富裕度の推定は,近年になって研究が行われ始めた新しい分野であり,ベイズ法によって富裕度の推定を行った文献は殆どなく,本研究の1つの貢献であり独創的な点である.また,本研究では,わが国で馴染みの薄いZenga指標を単に紹介するだけではなく,Zenga曲線を用いた新たな富裕度指標及び貧困度指標を提案した.貧困度と併せて富裕度を推定することは,所得分布の両裾の特徴を捉えることになり,経済格差の研究への新たな分析道具を提供することとなる.
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