研究課題/領域番号 |
16K03613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
細江 宣裕 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (60313483)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 経済統合 / 貿易自由化 / 農業自由化 / 応用一般均衡分析 / 企業の多様性 / 応用一般均衡モデル / 震災復興 / Brexit / FDI / Melitzモデル / CGEモデル / 経済シミュレーション |
研究成果の概要 |
グローバル化の影響を、応用一般均衡モデルと呼ばれるマクロモデル等を用いてシミュレーション分析した。そこでは、経済統合(あるいは、逆方向の離脱)がどのような影響をもたらすか、国際貿易や国内生産といった主要な経済変数を産業別に詳細に計測することで把握した。主要な分析としては、2019年中にも予定されているBrexitの影響を、イギリスとその他EU27カ国に分けて分析し、輸出の減少、EU政府負担金の減少、労働移動の減少(母国への帰還)、あるいは、北米や日本といった他の地域との自由貿易協定による貿易相手の振り替わり、といった観点から計量的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経済統合の影響を、数量的に把握するためのモデルである応用一般均衡モデルを構築した。既存のモデルとは異なり、企業の多様性や製品差別化といった最新の貿易理論を踏まえたものであり、グローバル・バリュー・チェインで密接につながる世界経済を分析することができる。また、海外直接投資や国際労働移動といった、これまではあまり注目されてこなかった分野の分析のためにも有用な応用一般均衡モデルを構築できた。
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