研究課題/領域番号 |
16K03628
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
吉田 雄一朗 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (70339919)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 交通政策 / 国際航空 / 交通ネットワーク / 土地利用モデル / 航空 / 機関選択 / 自由化政策 / 競争 / 航空政策 / 因果推論 / IJIO / JDS / Asian Economic Journal / J. of Cleaner Production / IATSS Research / TRD:Transp.&Environment / JATM / TRA: Policy & Practice / 交通経済学 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
本研究では、ASEANオープンスカイというかたちで多国間航空自由化政策が実施されたことにより低費用航空会社が台頭したアジアにおいて国際航空旅客流動がどのように変化したのかを複数の識別戦略を用いた因果推論によって計測したBilotkach et al. (2019)などに代表されるように、国際航空とそこに関連するさまざまな交通政策がもたらした影響についての実証的な分析として一連の研究を行う一方で、最適な交通ネットワーク構築のために必要な条件を変数変換を用いることで整理する理論的研究を行なった。これらの研究は複数の論文にまとめられ、国際学術誌に発表済みあるいは投稿中である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多国間航空自由化政策の実施により国際航空をとりまく状況は近年、低費用航空会社の台頭など大きな変化を経験している。一方その変化の影響を定量的に明らかにすることはこれまで、識別の問題のために学術的に十分に行われていたとは言い難い。本研究はそこで、回帰不連続デザインなどの頑健な推定手法を用いることで初めて、こうした影響を定量的に明らかにした。また、これまでの最適交通ネットワークについての理論的研究はまず、想定される交通ネットワークを具体的に定義しその前提条件のもとで個々に最適条件を明らかにするというアプローチをとっていた。これに対し本研究は、交通ネットワークを特定せずにその最適化の一般条件を導いた。
|