研究課題/領域番号 |
16K03658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
中西 泰夫 専修大学, 経済学部, 教授 (40258182)
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研究分担者 |
岡村 誠 広島大学, 社会科学研究科, 名誉教授 (30177084)
山田 節夫 専修大学, 経済学部, 教授 (70220382)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 規制 / 寡占市場 / 非対称性 / 生産関数 / TFP / 生産性 / 内生性 / 参入 / 過剰参入定理 / 多数財 / 代替補完 / 市場構造 / 経済成長 / 経済厚生 / 費用関数 / 要素需要関数 / スピルオーバー / イノベーション / 要素需要 / 退出 / 非製造業 / R&D / パテント |
研究成果の概要 |
研究は以下の2種類をおこなった。一つは理論的な研究であり、もう一つは実証的な研究である。第一に理論的な研究は以下の通りである。この研究は不完全競争市場における参入と企業数に関する研究であり、規制に関する分析でもある。従来の結果と異なり、企業数の増加が経済厚生の上昇を招く場合があることがわかった。 第二に実証的な研究については以下の通りである。説明変数が規制の変数だけの単回帰においては規制緩和がTFPの上昇に貢献したという結果が有意に得られたが、TFP成長率に関しては規制緩和がその上昇に貢献したという結果が得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、規制に関する経済学による分析である。規制は現実の日本経済について重要な問題になっている。そこでは政治的に多くの議論がなされているが、規制の意味についての本質的な議論が必要で、この研究はそのための素材となり得る。そこでは実際のデータを使った分析がなされるため、現実の政策へのインプリケーションが得られることになる。また学術的にも寡占市場や生産関数といった基本の構造に立ち入っているために多くの適用が可能になる。
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