研究課題/領域番号 |
16K03659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
金 榮愨 専修大学, 経済学部, 教授 (50583811)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 企業間取引ネットワーク / ビジネスグループ / オープンイノベーション / 企業内ネットワーク / スピルオーバー / 自動車産業 / 系列取引 / 企業内取引 / 企業ネットワーク / 取引関係によるネットワーク / 生産性 / イノベーション / 企業間ネットワーク / 企業グループ |
研究成果の概要 |
企業ネットワークとしてビジネスグループはイノベーションの面で重要な役割を果たす。雇用では25%を占めるグループ企業が特許では75%の貢献をしている。独立企業がビジネスグループに買収されると特許出願が増加し、ビジネスグループのインキュベーションの効果が確認される。産業のダイナミクスの参入・退出においても、近年になるほど複数事業所企業の貢献がより大きくなっている。研究によってグループ企業や複数事業所企業の内部の技術知識のスピルオーバーと企業内の資源配分の効率化の両方が働いていることが確認される。また、本研究はオープンイノベーションにおいて企業間取引ネットワークの役割と効果を明らかにしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本のビジネスグループは学術的・社会的に注目されながらも、その全体像や経済的効果、経済のイノベーションとダイナミズムにおける役割は十分把握されなかった。本研究はそれを初めて明らかにしている。加えて、2,3の企業で構成されるマイクログループが持っているリスクと限界を明らかにしたことは経済政策に資すると考えられる。 第4次産業革命が注目される中、共有が中心的役割を果たすオープンイノベーションにおいてビッグデータの共有の可能性とその経済効果に企業間取引ネットワークが与える影響を初めて分析したことは、今後の経済システムの変化に伴う新しい経済政策に重要な示唆を与えてくれる。
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