研究課題/領域番号 |
16K03661
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
羽田 尚子 中央大学, 商学部, 教授 (80384022)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | イノベーション / 全国イノベーション調査 / 人事・組織管理 / プロジェクトマネジメント / リアルオプション / イノベーションの成功 / 組織マネジメント / 研究開発 / 阻害と促進 / 特許 / 産業組織論 |
研究成果の概要 |
本研究は「全国イノベーション調査」の企業個票データと信用調査会社の財務・企業情報を接合し、組織マネジメントがイノベーションに及ぼす影響やそのプロセスについてデータに基づく分析を行った。特に、商業的成功が高い製品・サービス(価値あるイノベーション)に注目し、研究開発組織における人事・組織管理法やそれらの組み合わせで生じる効果、および研究プロジェクト管理法の違いがもたらす効果に関する2つの分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規性の高い製品・サービスの創出は、企業成長を高めるだけでなく、日本の技術水準の向上へ貢献する。本研究は単なるイノベーションの有無ではなく、市場で実現した商業的価値によって価値あるイノベーションを定義している点に特徴がある。「全国イノベーション調査」の企業個票データに基づく分析結果から、価値あるイノベーションの実現に効果的な人事・組織管理項目とその組合せが明示された。更に、研究プロジェクトの管理方法により、新規性の高い新製品・サービスの実現に差が生じることも示された。政策を企業へ適用する際、人事・組織管理の実施状況に応じた調整がイノベーション実現に効果的であることを示唆する結果を得ている。
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