研究課題/領域番号 |
16K03665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
中村 靖彦 日本大学, 経済学部, 教授 (90453977)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 寡占市場 / 価格競争 / 数量競争 / 経営委任 / 経済政策 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
本研究計画においては,種々の市場構造および企業内構造が寡占市場における企業の振る舞いにどのような影響を与えるかについて考察した。具体的には,様々な経済環境下で,企業の形成戦略の内生化の問題(競争構造の問題)と企業の内部構造の問題(組織構造の問題)を同時に分析するモデルを提示し,分析を与えた。分析対象としては,2社の需要関数が非対称であるような私的複占市場や公企業と私企業が共存する混合寡占市場などである。研究機関後半においては,特に,後者の混合寡占市場において所有者が経営者に対してどのような経営委任契約を与えるかに関しても注目した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,企業の経営戦略の内生化という意味での競争構造と企業の所有者が経営者に対してどのような内容の経営委任契約を提示するべきかという,企業の組織構造という寡占市場における重要な要素を一つの経済モデルで同時に考察したことに学術的意義があると考える。また,上述の競争構造と組織構造について,企業所有者がいつそれらを決定するのかという経営戦略の決定に関するタイミングに注目して,様々な経済環境に与えたことはその新規性に鑑みて社会的意義を有していると考える。また,公刊した研究論文をすべて英語で執筆したこともまた社会的意義があるだろう。
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