研究課題/領域番号 |
16K03668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
田村 晶子 法政大学, 経済学部, 教授 (30287841)
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研究協力者 |
清水 信匡
胥 鵬
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 直接投資 / 企業の戦略タイプ / 国際競争力 / アウトソーシング / 輸出 / 企業の異質性 / 本社機能 / 研究開発 / 投資戦略 / 研究開発投資 / 本社機能サービス / 国際経済学 / 経済理論 |
研究成果の概要 |
本研究では、企業の投資戦略に適合した直接投資を分析した。企業の異質性をMiles and Snow戦略タイプの違いに求めて、企業の直接投資の選択を明らかにした。Antras and Helpman [2004]の枠組みを用い、本社機能サービスのシェアが高い企業ほど直接投資を選択することを示した。日本の製造業企業へのアンケート調査による分析から、探索型企業は本社機能サービスの生産シェアが大きく、逆に防衛型企業は本社機能サービスの生産シェアは小さい。アンケート調査によると、探索型企業は直接投資に積極的であり、逆に、防衛型企業は直接投資に消極的であるため、理論分析に整合的な結果といえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来注目されている「企業の異質性」が海外進出パターンに与える影響・効果の分析に、企業の投資戦略タイプといった視点を導入する。各企業には、主力とする製品の特徴や市場環境などにより、異なる投資戦略がとられており、それに適合した海外進出を行うことで、より高収益をもたらすことが期待される。企業の投資戦略タイプに適合した海外進出パターンが企業収益力を高めるとともに、相互に補完性のある海外進出がマクロでの国際競争力向上により貢献することを実証分析で明らかにする。これらの分析を統合することで、国際競争力を高める企業の投資戦略が明らかになる。
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