研究課題/領域番号 |
16K03672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
市田 敏啓 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (80398932)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 特許政策 / イノベーション費用 / 模倣費用 / 多次元異質性モデル / 国際貿易 / 多次元の異質性モデル / 比較優位 / 多次元異質性 / 特許制度 |
研究成果の概要 |
技術開発には全く新しいアイディアを生み出すイノベーションと既存のアイディアを拡張した模倣的なものがある。それぞれの費用が多次元に異質である際の企業のインセンティブを理論的に分析した。特許期間が固定されている場合には、政府が類似特許をどのように差別度合いを判定するか、営業秘密をどれくらい保護するかによって、それぞれの費用を変えることができる。本研究では、政府の政策が2次元の費用空間の分布にどのような影響を与えるかと、その違いが国の比較優位にどのような影響を与えるかを分析することを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な特色としては、まったく新しいイノベーション費用と既存研究を拡張した模倣費用という2種類の開発費用が、2次元に分布している場合に、さまざまな特許政策によって、産業やアイディアの異質性にどのように影響を与えるかを示し、2次元の費用の異質性が国の産業の比較優位を生み出す方向性を初めて理論的に分析するところにある。それと同時に、我が国の特許政策の在り方を検討するうえでも重要な役割を果たすことが期待される。
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