研究課題/領域番号 |
16K03682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
榊原 雄一郎 関西大学, 経済学部, 教授 (00420696)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自動車産業 / 産業集積 / 東北 / 自動車 / 集積 / 分工場 / 自動車クラスター / 地域産業政策 / クラスター / 産業政策 / 経済政策 / 自動車産業集積 |
研究成果の概要 |
本研究では東北自動車集積の構造を、アンケート調査及びヒアリング調査から明らかにしてきた。本研究によって明らかになったのは以下の点である。①東北への進出工場は意思決定機能が弱い分工場であり、主要な業務は量産である。そのため、調達先や販売先の決定機能が弱い。②地元企業は紹介などを通じて自動車産業に参入している。③政策的な取り組みは企業間でのマッチングでの基本的な情報の提供で重要な意味を持つ。④東北自動車集積は地域内での取引が増大している。この点から自動車集積は発展しているといえる。しかし⑤集積間分業において研究開発機能は弱い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は以下のとおりである。①東北自動車集積の内部構造を明らかにすることができた。また、②東北自動車集積と本拠地である愛知県西三河自動車集積との集積間分業の一端が明らかになった。それによって③動態的な視点から東北自動車集積の発展について研究を進めることができた。本研究では生産機能が充実し、地域内での取引は増大するが研究開発機能は弱いままであることが明らかになっている。そこから④東北自動車集積を発展させるための産業政策とは何かについて検討している。
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