研究課題/領域番号 |
16K03684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
伊藤 秀和 関西学院大学, 商学部, 教授 (30368451)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 交通経済学 / 都市経済学 / 経済地理学 / 貨物流動 / 空間統計 / 国際比較 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、国内貨物輸送を対象に、都市規模あるいは都市階層の違いが貨物流動、特に輸送距離や輸送費用に与える影響を詳細な貨物流動データから明らかにすることである。実証分析の結果、発着貨物量とその輸送コスト、さらに都市階層・構造に関して、以下の4点が明らかとなった。(1)域間輸送コストは輸送距離や貨物量に対して逓減的である、(2)大都市から中・小都市への域間輸送コスト(いわゆる下り)は、上りの同輸送コストに比べて高い、(3)大都市の域内輸送コストは中・小都市のそれに比べて高い、(4)発地の経済規模が輸送コストに与える影響は、着地のそれに比べて有意で大きいなど、幾つかの仮説検証が達成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、国内貨物輸送を対象に、都市規模あるいは都市階層の違いが貨物流動、特に輸送距離や輸送費用に与える影響を明らかにした。例えば、都市規模に比例して(域内)単位輸送コストは増大し、また地方部への(域間)単位輸送コストは都市部へのそれに比べて高くなるなど、本研究の実証分析結果は、物流・ロジスティクス活動に係るインフラ整備等を行う実務者や政策担当者にとって有益な情報を与える。
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