研究課題
基盤研究(C)
ベスト・ワースト・スケーリング(BWS)における仮想バイアスの程度と予測精度について検証を行った。経済実験により、仮想的なBWS(質問形式はcase3)と回答に応じて実際に財を購入してもらう(誘因両立的な)BWSの間で支払意志額の推定値を比較した結果、仮想バイアスの存在を示唆する結果が得られた。また、2度のアンケート調査によりBWS(質問形式はcase1)の予測精度を検証した結果、BWSにより財の需要量を一定の精度で予測できることが明らかとなった。
ベスト・ワースト・スケーリング(BWS)は、消費者の選好を分析するための新しい手法として環境経済学、医療経済学、心理学、マーケティングなどの分野で注目を集めているが、その信頼性や予測精度については未解明な点が多い。本研究では、BWSにおける仮想バイアスの存在を示唆する結果が得られた。また、BWSにより財の需要量を一定の精度で予測できることが明らかとなった。これらは、BWSの性質を解明し、信頼性の向上を目指すうえで有意義な結果である。
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