研究課題/領域番号 |
16K03694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
井深 陽子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (20612279)
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研究分担者 |
濱秋 純哉 法政大学, 経済学部, 准教授 (90572769)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 失業率 / 死亡率 / 国民生活基礎調査 / 都道府県 / 労働時間 / 所得受取 / 遺産 / 健康状態 / 所得変動 / 健康投資行動 / 有効求人倍率 / 景気変動 / 健康 / 主観的健康感 / 健康格差 / 失業 / 機会費用 |
研究成果の概要 |
本研究は、景気変動が健康の水準に与える影響とその背景にあるメカニズムを日本のデータを用いて実証的に明らかにすることを目的とした。本研究の成果は、次の2点にまとめることができる。第一に、景気変動が健康状態に及ぼす影響は、日本においてはこれまで多くの国で観察されていた景気循環的な影響がみられないことが、複数のデータや健康指標を用いて検証された。第二に、メカニズムの一つである所得受取が健康状態に与える影響は、平均的には認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、景気変動という社会経済状況の変化が人間の健康状態へ与える影響が、どのような理由で、またどのような人に対しておこるのか、ということを明らかにしている。研究の結果は、景気変動が健康に与える影響は年齢や性別また労働時間により異なることを示した。この結果は、経済状況が健康状態に与える負の影響を減少させるための有効な政策は、影響の異質性を考慮し、対象に合致した政策の介入を行う必要があることを意味している。
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