研究課題/領域番号 |
16K03702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
渡邉 聡 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (90344845)
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研究分担者 |
安部 保海 広島大学, 教育室, 研究員 (20531932)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 大学の機能別分化 / 高等教育の財源配分 / 日米比較 / 教育経済 / 高等教育 / 機能別分化 / New Flagship University / 教育経済学 / 応用ミクロ経済 / 公共政策 |
研究成果の概要 |
本研究では,ミクロ(大学及び大学関係者)の視点からみた現行システムの課題点とマクロ(国・地方)レベルにおける大学の機能別分化の構造上の質的論理的分析と,数理モデルによるシミュレーション及び統計分析をおこなった。 これらの研究成果は,日本国内のケーススタディとして英文著書に含まれ,Berkeley Public Policy Pressから出版され,さらに学術共著論文が,米国カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院が発行する"Research & Occasional Paper Series"として刊行された。当該研究は,現在,韓国,台湾,マレーシアの研究者との共同研究に発展している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,機能別分化を促進する大学競争システムのメカニズムを解明する新たな経済理論モデルを提起し,数理分析による検証をとおして更なる機能別分化を実現するための課題点を描出することであった。本研究では,独自に構築してきた理論モデルを,実証可能な分析フレームワークとしてデータ解析により検証・実証することを可能とした。競争的ファンディング・スキームによる大学間競争の収斂及び機能別分化された均衡状態に至るプロセスの理論化を図り,計量分析を可能とするインデックスを導入している。本研究成果によって,持続可能且つ多様な大学の在り方と高等教育システムの将来像に新たな政策的示唆を提示できるものと考える。
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