研究課題/領域番号 |
16K03748
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
河西 卓弥 熊本県立大学, 総合管理学部, 准教授 (20516992)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | バイアウト・ファンド / 企業金融 |
研究成果の概要 |
本研究は、バイアウト・ファンドの機能を実証的に分析することを目的とした。バイアウト・ファンドがどのような企業をどのような動機からターゲットとして選択したのかを分析したところ、倒産リスクの高い企業、経営陣の持分が低い企業を買収していることが明らかとなった。経営改革やインセンティブ・リアライメントによる企業価値の向上を買収の動機としていると考えらえる。ターゲット企業の事後的な行動・業績にファンドが与える影響に関しては、ファンド関与案件では売上高成長率が高まることによる経営効率化が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、バイアウト・ファンドの機能を実証的に分析することを目的とした。ファンドのターゲット選択に関する分析からは、経営改革やインセンティブ・リアライメントによる企業価値の向上を買収の動機としていることが明らかとなり、ターゲット企業の事後的な行動・業績にファンドが与える影響に関する分析からは、ファンドによる価値創造の効果が観察された。ファンドの働きとしては、ブロック・シェアホルダーとして企業価値向上に貢献する側面とファイナンシャル・バイヤーとしての側面の両面が考えられるが、分析の結果、前者としての側面が確認された。
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