研究課題/領域番号 |
16K03759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
猪口 真大 立命館大学, 経営学部, 教授 (60387991)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ソブリン・クレジット・リスク / グローバル・ショック / 国内経済環境 / ソブリンCDSスプレッド / 新興国 / 世界金融危機 / グローバル要因 / 米国量的緩和政策 / 資本フロー / 新興国経済 / 対外ショック / 国内金融システム / 金融システム / 国際金融論 / 開発金融 |
研究成果の概要 |
本研究では、新興国のソブリン・クレジット・リスクに影響を与える要因について、とりわけ対外要因に注目して分析を行った。本研究の成果は、第一にソブリン・クレジット・リスクを変動させる国内要因と対外要因を明らかにし、さらに世界金融危機以降の米国金融政策の変化とともにそれらがどう変遷したのかを考察したことである。具体的には、米国の量的緩和政策の後半から終了後の期間において新興国のソブリン・クレジット・リスクは対外要因の影響を大きく受けたことが明らかになった。第二の成果は、グローバルなショックのソブリン・クレジット・リスクへの影響そのものが国内経済環境とどのように関連しているのかを分析したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国家のデフォルトは各国経済に大きな影響をもたらすうえ、新興国・途上国は国家のデフォルトに陥りやすいことから、とりわけ新興国・途上国においてソブリン・クレジット・リスクに影響を与える要因を考察することは重要である。本研究では、新興国のソブリン・クレジット・リスクに与える要因として、対外ショックに焦点を当て、その影響の大きさが各国の資本フローの大きい時期に高まっていることを示した。対外ショックのソブリン・クレジット・リスクへの影響は、さらに、自国の国内経済環境と関連する可能性が高い。こうした結果は、新興国の国家のデフォルトを防ぐために、今後どのような政策を行うべきかという議論に貢献する。
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