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戦後日本の地域における「生存」の仕組みの基礎的実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K03770
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経済史
研究機関早稲田大学 (2019-2021)
横浜国立大学 (2016-2018)

研究代表者

大門 正克  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 特任教授 (70152056)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード経済史 / 福祉 / 福祉国家 / 生存 / 生活改善
研究成果の概要

岩手県の2地域で調査研究を進めた。北上市和賀町の「生存」の取り組みは,高度成長期に大きく変化し,1960年代後半から80年代にかけて新たな取り組みが行われたことがわかった。陸前高田市では,1970年代の広田湾開発問題とその反対運動をめぐる資料に加え,2019年度には、新たに,1990年代~2010年度における保育関連資料を発見でき,とくに保育関連資料の分析・検討を進めてきた。その結果,2021年12月には陸前高田フォ―ラム2021を開催し,保育資料の報告をすることができた。これらの研究成果をまとめる準備を進めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

国内外で、歴史のなかで「生きること」や、それとかかわった「福祉」「貧困」などへの関心が徐々に高まってきている。「福祉」の分野では、福祉国家を拡充した「福祉の複合体」史が議論され、さらに「いのち」「生存」が議論されるようになった。この背後には、新自由主義のもとでの時代状況・学問状況があった。1990年代以降、グローバル化・新自由主義の時代のもとで、歴史のなかの人びとの存在をあらためて根源的にとらえる必要が生じ、そこから「生存」に関心が集まっている。本研究は、このような学術状況に大きく応えるものであり、学術的意義及び社会的意義は大きいといえる。

報告書

(7件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (8件)

  • [雑誌論文] 2020年秋の陸前高田プレ・フォ―ラムが照らし出すもの――東日本大震災後のフ ォーラムをふまえて2021

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 雑誌名

      歴史地理教育

      巻: 922 ページ: 10-17

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 私の研究を振り返る――同時代史的な検証と自問を通して――2020

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 雑誌名

      エコノミア

      巻: 71 号: 1 ページ: 1-28

    • DOI

      10.18880/00013635

    • NAID

      120006978427

    • URL

      https://ynu.repo.nii.ac.jp/records/10976

    • 年月日
      2020-11-30
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「越境」と「経験」を反芻し、同時代史研究を更新する試み――杉原達の経験と思 想に即して2020

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 雑誌名

      同時代史研究

      巻: 13号 ページ: 91-104

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 覚書 女性の労働・生活とジェンダーを日本近現代史研究で受けとめるために2020

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 雑誌名

      日本史研究

      巻: 700号

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「「生存」の歴史学の構想――歴史学再考のために」2016

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 雑誌名

      近現代史研究会『年報近現代史研究』

      巻: 第8号 ページ: 3-24

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 伊勢湾台風の歴史的位置づけ/歴史学の課題を考える2019

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 学会等名
      名古屋歴史科学研究会 2019年度大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] askからlistenへ――聞く現場の身体性回復のために2018

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 学会等名
      日本オーラル・ヒストリー学会大会実践交流会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 「生きること」の問い方2022

    • 著者名/発表者名
      大門正克、長谷川貴彦、沢山美果子、大月英雄、大川啓、中村一成、鬼嶋淳、佐々木啓、高岡裕之、倉敷伸子
    • 総ページ数
      368
    • 出版者
      日本経済評論社
    • ISBN
      4818825956
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [図書] 『性暴力被害を聴く――「慰安婦」から現代の性搾取へ』2020

    • 著者名/発表者名
      金富子・小野沢あかね編
    • 総ページ数
      274
    • 出版者
      岩波書店
    • ISBN
      4000613820
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 『歴史を未来につなぐ――「3・11からの歴史学」の射程』2019

    • 著者名/発表者名
      歴史学研究会編
    • 総ページ数
      348
    • 出版者
      東京大学出版会
    • ISBN
      4130230751
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 「生存」の歴史と復興の 現在――3・11 分断をつなぎ直す2019

    • 著者名/発表者名
      大門正克・岡田知弘・川内淳史・川西英通・高岡裕之
    • 総ページ数
      358
    • 出版者
      大月書店
    • ISBN
      9784272521104
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 語る歴史、聞く歴史――オーラル・ヒストリーの現場から2017

    • 著者名/発表者名
      大門正克
    • 総ページ数
      263
    • 出版者
      岩波書店
    • ISBN
      9784004316930
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 新自由主義時代の歴史学2017

    • 著者名/発表者名
      歴史学研究会
    • 総ページ数
      303
    • 出版者
      績文堂出版
    • ISBN
      9784881161319
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 歴史を学ぶ人々のために――現在をどう生きるか2017

    • 著者名/発表者名
      東京歴史科学研究会
    • 総ページ数
      323
    • 出版者
      岩波書店
    • ISBN
      9784000256698
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 地域と人びとを支える資料――古文書からプランクトンまで2016

    • 著者名/発表者名
      神奈川地域資料保存ネットワーク編
    • 総ページ数
      312
    • 出版者
      勉誠出版
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2023-01-30  

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