研究課題/領域番号 |
16K03771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
正木 響 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (30315527)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | CFAフラン / ECO / ECOWAS / UEMOA / UMOA / 通貨主権 / 操作勘定 / 旧仏領西アフリカ / セネガル銀行 / 西アフリカ / 通貨 / CFA / 植民地主義 / 宗主国 / 仏領西アフリカ / 銀貨 / ギネ(濃紺色綿布) / 西アフリカ銀行 / 植民地フラン / インド産綿布ギネ / 20世紀 / 21世紀 |
研究成果の概要 |
21世紀現在、西アフリカでは、通貨統合の方法をめぐって大きな議論が巻き起こっている。この背景には、旧宗主国フランスが、支配地域に導入した貨幣・金融制度の体系をを植民地後も、引き継いだことがある。このことが、西アフリカ全体での通貨統合の障害となっている。本研究では、21世紀になって新たに表面化したさまざまな対立とその背景を明らかにした。次に、旧英領諸国に導入された制度と比較しながら旧仏領西アフリカ諸国に導入された制度形成過程について調査をした。ただし、後者については金融のみならず植民地財政や郵便事業なども含めて検証する必要があることが判明した。後者については、継続する科研費研究で再調査を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
西アフリカで現在話題となっている通貨をめぐる様々な論争の背景を明らかにした。研究成果の一部は、アジア経済研究所が発行する査読誌、『アフリカレポート』に2019年10月に掲載された。それ以降、2020年4月現在まで、本論文の月間ダウンロード数は、毎月120件程度で推移しており、6カ月間、当該雑誌の月間ダウンロードランキングで、常に3位以内に入っている。こうしたことからも、アフリカ研究の分野では、一般社会からもそれなりに関心を持たれているようである。
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